Foundation for Biomedical Research and Innovation
先端医療センター研究所
放射線治療研究グループ
患者さんに大きな負担をかけることなく、がん治療に威力を発揮する放射線治療装置の研究開発を行っています。
神戸医療産業都市構想の中で先端医療センターが担う重要な役割の一つに医療機器開発の支援があります。その中心的プロジェクトとして、当センターは三菱重工業株式会社と共同で、次世代のがん治療を担う最先端放射線治療装置の開発を進めてきました。 2002 年より取り組んできた本プロジェクトは 2008 年に佳境を迎え、 1 月に薬事承認を取得した「画像誘導機能つき放射線治療( Image Guided Radiotherapy : IGRT )装置」による臨床治療を、世界に先駆けて 2008 年 5 月にから開始致しました。

また、 IMRT を使った前立腺がんの治療効果を長期間フォローし、再発がないかどうかを調べるなどの評価を行っているほか、前立腺がんや肺がんなどに対する高精度の放射線治療を行い、研究成果を実証データとして提示し、放射線治療をより有効でしかも患者さんに優しいがん治療法として確立するための研究を進めています。 また、2011年に世界ではじめて実施した動体追尾照射を標準化し、広く普及させるためや、適応を広げるための研究を、京都大学、三菱重工とともにおこなっています。
 
グループリーダー 
小久保 雅樹(こくぼ・まさき)
(研究所放射線治療研究グループリーダー兼務)

平成 3 年 京都大学医学部卒業
専門分野:放射線腫瘍学
主な実践及び研究歴:癌に対する放射線治療、高精度放射線治療の臨床研究、体幹部定位放射線照射の臨床研究、強度変調放射線治療 (IMRT) の臨床研究