細胞は分裂する

 生物の最大の特徴は、増えていくことにあります。最初の生物も、分裂してどんどん増えていきました。どんな精巧な機械でも自分の力で分裂して増えることはできません。

 細胞の中には、たくさんの小さな物質(分子)が詰まっています。必要な分子を、細胞の外からとり入れることもしています。これらの分子は化学反応を起こして細胞が生きていくのに必要な物質をつくり出します。これを代謝と言います。不要となった分子は細胞の外に捨てられます。
細胞は代謝によって変化し続けているわけですが、全体としてはいつも同じように見えます。川の水は入れかわっているのに、流れはいつも同じように見えるのとよく似ています。細胞は、外からエネルギーや物質を取り入れ、生きていくのに必要な物質をたえずつくり続けているのです。生命は自分自身をたえずつくり続けている。そうでなければ、分裂してふえることなどできなかったでしょう。山が2つにわかれて増えることはありませんが、川は2本にわかれることがあります。川と生物はどことなく似ていますね。


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