遺伝子の転写

 DNAで重要なのは、ATGCの4つの塩基の並び(塩基配列)でした。しかし、DNAがただあるだけでは意味がありません。原稿があっても、読まれなくては意味がないのと同じです。そこでATGCの配列を読み出していく必要があります。しかし、すべてが読み出されるわけではありません。読み出すことのできる部分は決まっていて、それを遺伝子と言います。


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 ヒトのDNAには、約22000個の遺伝子(ハエとほぼ同じ数しかない!)があることが、最近あきらかになりました。DNAは、これらの遺伝子が読み出されることによって働きます。


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 遺伝子は、まずRNAという物質に写し取られます。これを転写と言います。RNAは、T(チミン)がU(ウラシル)という塩基になっていますが、この点(と糖の構造がデオキシになっていない)を除けば、DNAと大変よく似ています。Uも、Tと同様、A(アデニン)と対をつくります。そのため、DNAの塩基配列に対応した配列をもつRNAをつくることができます。


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