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初期化 
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さて、少し前に遺伝子にかけられる「カギ」(DNAメチル化)について簡単に紹介しましたが、みなさんの中には、こんな疑問をもっている人がいるのではないでしょうか?体細胞の中のDNAはメチル化を受けているはずなのに、そんなDNAからクローン動物ができてくるのはどうしてだろうか?そもそも、生殖細胞も、分化した細胞からできてくるのではないのか?なぜ分化した細胞から、未分化な細胞(精子や卵子)ができてくるのだろうか?というような疑問です。
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じつは、次の世代をつくる生殖細胞ができくるときに、遺伝子にかけられたカギがすべてあけられるようになっています。これを初期化と言います。初期化の過程では、DNAにくっついたメチル基がはずされます(脱メチル化)。
DNAメチル化のように、発生のたびに新たにはじまる変化(新しい世代の誕生のたびにくり返される変化)を、エピジェネティックス(後成的遺伝子修飾)と言います。体細胞クローンが成功することがあるのは、未受精卵には初期化する力があるからだと考えられています。
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